2011年08月11日
虫の知らせ
きょう、8月11日でちょうど5ヶ月経ちましたね。
あの甚大なる大被害を東日本の広い地域にもたらした、
「東北・関東大震災」が発生した今年3月11日から
数えて5ヶ月なんですね…
もうすぐ先祖の霊が帰ってくると言われている
「お盆」の直前でもありますよね。
今年3月11日の大地震と大津波、そして福島の
第一原子力発電所での放射能漏れの大事故などで、
これまでに2万人を越える方々が尊い命を落とされた
というニュースが、朝から流れています。
2万人以上の人々が一瞬にして亡くなられた
ということは、本当にもう、
想像を絶する悲しい出来事です。
大切な人を亡くされた皆さんは、どんなに
おつらいでしょう。
人を亡くさずとも、家族同然だったペットや家畜、
そして愛する家、故郷の景色や様々なものを
一瞬にして奪われた皆さんの喪失感は、胸つぶれる
思いでありましょう。
宮崎に住む私も、まだ信じられない思いです。
一瞬にして、家族が、愛する人が、
可愛がっていたペットが、見慣れた町並みが、
学校や会社やお店屋さんが…すべて破壊されて、
姿を消してしまうなんてー
本当に、こんなことがあって良いものなのかと…。
きょうは、
そんな思いを抱きながら、
2万人以上の人々が亡くなられたという報道を
耳にしながら、
自分がこれまでに亡くした大事な家族との
別れ際の出来事などを、
つらつらと思い出す一日となりました。
私は、可愛がってくれた母方の祖父、祖母、
そして実父の別れ際に、
いずれも間に合いませんでした。
まったく、親不孝者だと思っております。
祖父の時は、まだ幼くてよく覚えていないのですが、
祖母が逝く瞬間のことは、記憶しております。
その時私は、東京におりました。たぶん祖母が
逝ったであろうその時刻に、目の前の友人の顔が
急に祖母そっくりに見えたのです! 本当です。
私は見間違いかと思いました。
が、見れば見るほど、祖母に似ていました。
しかし、それは長くは続きませんでした。
やがて気が付くと、友人の見慣れた顔に戻っていました。
今になって思いますのは、
あの時の現象は、
あの瞬間に遠く離れたところにいる孫の私に、
祖母がお別れを言いに来てくれたのだと…。
そして、3年前に亡くなりました実父が逝った時は、
こうでした。
その日、私は、
【三神式カウンセリング室 ノアルーム】にて、
「三神式タロットセミナー」ベーシック・コースを
開催しておりました。
ベーシック・コースは、78枚あるタロットカードの
中でもキーカードとなります「大アルカナ・カード」
22枚を、順番に、1レッスンに1枚ずつ、
生徒の皆さんと楽しく考えながら学んでいく
参加型セミナーです。
その日勉強することになっていたカードは、
奇しくも、
↓ 13番「死神のカード」 でした。
ずっと前から、その日、その時間(夜)に、
13番「死神のカード」をお勉強するという予定は、
決まっておりましたし、わかっていました。
それでも、前々からイヤな気分がしていました。
父は80代と高齢でしたが、かなり元気な様子で
過ごしておりましたが、1年ほど病床にあり、
私は朝、夕とほぼ毎日2回見舞っておりました。
その日の午前中も、見舞った際に口ケンカをして
別れたようなことでした。
ですので、
まだ「その日」は先だろうと思っていました。
まさか、「死神のカード」を教える日に
亡くなることはないだろうと、強く思っていました。
しかし、現実は、
「死神のカード」を解説している最中に、
父は逝ったようです。
ベーシック・コースでは、
前半に「大アルカナ・カード」のお勉強をしまして、
後半では、
「公開実践タロット占い リーディング演習」
を、おこなっております。
生徒さんのその日の希望の占いたい事柄を、
実践的にカードを展開し、みなさんで読んでいく
練習会をします。
そのリーディング演習を始めた直後に、
電話がかかってきました。
「先程、目を落とされました」
という女性の声が聞こえました。
しかし、タロットセミナーが途中ですので、
私は何も告げずに、セミナーを最後まで続けました。
そうして、みなさんがお帰りになられてから、
父に会いに行きましたー
今、思い返しますと、
祖母の時のように、
誰かの顔に父の顔が浮かんだという体験は、
もうありませんでした。
しかし、
セミナー直前までイヤな気分だった「死神のカード」を
解説している最中、妙にハイになって、
多幸感さえ感じていたのです。
「死神のカード」には、
「再生」「魂のよみがえり」という意味合いが
含まれています。そのことを詳しくみなさんに
語っている時、多幸感に包まれている気分に
なっておりました。
私が感じたあの多幸感はきっと、
気難しかった父でしたが、
逝く時には、幸せな気分で安心してあの世へと
旅立ったのだろう、
だから私はハイになっていたのだろうと思えます。
父の死に目に会えなかったという、
こんな話を、昨日の夜、家族に語りまして、
私は眠りにつきました。
そうして、夢を見ました。
夕暮れ時に、ラフな格好の父が、
砂浜にのんびりと一人寝そべっています。
その父は、おだやかで優しい顔をしていました。
そんな父の姿を見つけて、
私はすぐに「漢方薬を飲まんといかんがね!」と
叱りながら漢方薬を勧めている、
という夢でした。
夢ではなくて、本当に父に出逢ったような感覚が
残る夢でした。
目が覚めると、今朝の午前2時でした。
生きている時、もっと優しくしてあげればよかった、
とか、
なんで、あんなヒドイことを言ってしまったのだろう、
などと、反省することばかりです。
愚父でしたので、葛藤や軋轢もたくさんありました。
父のことは大好きだけど、大嫌いだと、
いつも思っていました。
しかし、
死に目に会えなかった親不幸を詫びたその晩に、
優しい顔をして夢の中に現れてくれた父に、
今はもう、とても会いたくなっています。
人の心は不思議ですね。
「虫の知らせ」という言葉は、昔からありますが…。
何か、まだ現代科学では解き明かされていない
「神秘の世界」があるのかもしれませんね。
私は、30代半ばの秋に「臨死体験」をしましたので、
「魂の再生」信じています。
あの甚大なる大被害を東日本の広い地域にもたらした、
「東北・関東大震災」が発生した今年3月11日から
数えて5ヶ月なんですね…
もうすぐ先祖の霊が帰ってくると言われている
「お盆」の直前でもありますよね。
今年3月11日の大地震と大津波、そして福島の
第一原子力発電所での放射能漏れの大事故などで、
これまでに2万人を越える方々が尊い命を落とされた
というニュースが、朝から流れています。
2万人以上の人々が一瞬にして亡くなられた
ということは、本当にもう、
想像を絶する悲しい出来事です。
大切な人を亡くされた皆さんは、どんなに
おつらいでしょう。
人を亡くさずとも、家族同然だったペットや家畜、
そして愛する家、故郷の景色や様々なものを
一瞬にして奪われた皆さんの喪失感は、胸つぶれる
思いでありましょう。
宮崎に住む私も、まだ信じられない思いです。
一瞬にして、家族が、愛する人が、
可愛がっていたペットが、見慣れた町並みが、
学校や会社やお店屋さんが…すべて破壊されて、
姿を消してしまうなんてー
本当に、こんなことがあって良いものなのかと…。
きょうは、
そんな思いを抱きながら、
2万人以上の人々が亡くなられたという報道を
耳にしながら、
自分がこれまでに亡くした大事な家族との
別れ際の出来事などを、
つらつらと思い出す一日となりました。
私は、可愛がってくれた母方の祖父、祖母、
そして実父の別れ際に、
いずれも間に合いませんでした。
まったく、親不孝者だと思っております。
祖父の時は、まだ幼くてよく覚えていないのですが、
祖母が逝く瞬間のことは、記憶しております。
その時私は、東京におりました。たぶん祖母が
逝ったであろうその時刻に、目の前の友人の顔が
急に祖母そっくりに見えたのです! 本当です。
私は見間違いかと思いました。
が、見れば見るほど、祖母に似ていました。
しかし、それは長くは続きませんでした。
やがて気が付くと、友人の見慣れた顔に戻っていました。
今になって思いますのは、
あの時の現象は、
あの瞬間に遠く離れたところにいる孫の私に、
祖母がお別れを言いに来てくれたのだと…。
そして、3年前に亡くなりました実父が逝った時は、
こうでした。
その日、私は、
【三神式カウンセリング室 ノアルーム】にて、
「三神式タロットセミナー」ベーシック・コースを
開催しておりました。
ベーシック・コースは、78枚あるタロットカードの
中でもキーカードとなります「大アルカナ・カード」
22枚を、順番に、1レッスンに1枚ずつ、
生徒の皆さんと楽しく考えながら学んでいく
参加型セミナーです。
その日勉強することになっていたカードは、
奇しくも、
↓ 13番「死神のカード」 でした。
ずっと前から、その日、その時間(夜)に、
13番「死神のカード」をお勉強するという予定は、
決まっておりましたし、わかっていました。
それでも、前々からイヤな気分がしていました。
父は80代と高齢でしたが、かなり元気な様子で
過ごしておりましたが、1年ほど病床にあり、
私は朝、夕とほぼ毎日2回見舞っておりました。
その日の午前中も、見舞った際に口ケンカをして
別れたようなことでした。
ですので、
まだ「その日」は先だろうと思っていました。
まさか、「死神のカード」を教える日に
亡くなることはないだろうと、強く思っていました。
しかし、現実は、
「死神のカード」を解説している最中に、
父は逝ったようです。
ベーシック・コースでは、
前半に「大アルカナ・カード」のお勉強をしまして、
後半では、
「公開実践タロット占い リーディング演習」
を、おこなっております。
生徒さんのその日の希望の占いたい事柄を、
実践的にカードを展開し、みなさんで読んでいく
練習会をします。
そのリーディング演習を始めた直後に、
電話がかかってきました。
「先程、目を落とされました」
という女性の声が聞こえました。
しかし、タロットセミナーが途中ですので、
私は何も告げずに、セミナーを最後まで続けました。
そうして、みなさんがお帰りになられてから、
父に会いに行きましたー
今、思い返しますと、
祖母の時のように、
誰かの顔に父の顔が浮かんだという体験は、
もうありませんでした。
しかし、
セミナー直前までイヤな気分だった「死神のカード」を
解説している最中、妙にハイになって、
多幸感さえ感じていたのです。
「死神のカード」には、
「再生」「魂のよみがえり」という意味合いが
含まれています。そのことを詳しくみなさんに
語っている時、多幸感に包まれている気分に
なっておりました。
私が感じたあの多幸感はきっと、
気難しかった父でしたが、
逝く時には、幸せな気分で安心してあの世へと
旅立ったのだろう、
だから私はハイになっていたのだろうと思えます。
父の死に目に会えなかったという、
こんな話を、昨日の夜、家族に語りまして、
私は眠りにつきました。
そうして、夢を見ました。
夕暮れ時に、ラフな格好の父が、
砂浜にのんびりと一人寝そべっています。
その父は、おだやかで優しい顔をしていました。
そんな父の姿を見つけて、
私はすぐに「漢方薬を飲まんといかんがね!」と
叱りながら漢方薬を勧めている、
という夢でした。
夢ではなくて、本当に父に出逢ったような感覚が
残る夢でした。
目が覚めると、今朝の午前2時でした。
生きている時、もっと優しくしてあげればよかった、
とか、
なんで、あんなヒドイことを言ってしまったのだろう、
などと、反省することばかりです。
愚父でしたので、葛藤や軋轢もたくさんありました。
父のことは大好きだけど、大嫌いだと、
いつも思っていました。
しかし、
死に目に会えなかった親不幸を詫びたその晩に、
優しい顔をして夢の中に現れてくれた父に、
今はもう、とても会いたくなっています。
人の心は不思議ですね。
「虫の知らせ」という言葉は、昔からありますが…。
何か、まだ現代科学では解き明かされていない
「神秘の世界」があるのかもしれませんね。
私は、30代半ばの秋に「臨死体験」をしましたので、
「魂の再生」信じています。