2012年11月19日
乙武クン講演会報告♪
先週の土曜日、宮崎市の花山手にございます
宮崎市民文化ホールにまいりました
著書「五体不満足」で有名な
乙武クンのトークショーで
楽しんだり感動したりいたしました
開場はほぼ満員
お話もすごくノリと歯切れが良くて
乙武クンが障害者でいらっしゃるって事実を
ついつい忘れてしまいそうになりました
前半は、ユーモアたっぷり、まるで落語を聞いている
かのような面白トークに会場は笑いの渦
3年間の小学校教諭生活での
生徒さんとのふれあいや失敗談などの体験談を、
多少自虐的表現や実演(どうやって牛乳瓶から牛乳を飲むのか、
どのようにしてボールを投げるかなど)も織り込みながら、
明るく元気にお話され、
とっても素直で自分に正直な方なのだなぁと感じました。
また、後半では、
昨年の東日本大震災での体験とその時感じた気持ちなどを
率直に語られて、しみじみ感動いたしました
演題の「みんなちがって、みんないい」は、
詩人 金子みすず の詩から引用されたということでした。
障害がある・ない、人種、宗教などなどで、
人を差別するのではなく、それらの違いをそれぞれの
個性(多様性)だと考えれば、みんなが手を取り合って
生きられる社会になるのではないだろうか…
というような内容の提案で、
トークショーは締めくくりになりました。
乙武先生が小学校の先生をしていらした時、
ある小学生のお嬢ちゃんが
「先生の足のサイズは何センチ?」
ときいてきたというエピソードや、
乙武クンの事務所スタッフが一緒に松山の
道後温泉に行った折、
「せっかくだから、足湯につかって行きましょうよ」
と誘ってきた話が、
心に残りました。
彼らは、いつも乙武クンと触れ合っているうちに、
つい忘れてしまっていたのですよね。乙武クンには
両足がないということをー。
そんなふうに、
一つの個性を持つ誰かに対して、
自然に触れ合えると素敵だなぁ~と思いました。
誰だって、私だって、いつ体や認知能力などが
不自由になるか、わからないんですからネ