ノアルームの夢叶え占い

　きのう（５/３０）、口蹄疫被害事件の総采配・指揮を
奮っておられる現政権の赤松農水大臣が宮崎入りされた
という報道がありました。
　が、地元の知人からの風の便りによりますと、
爆心地である川南町には、入られなかったということです。
　毎日１万頭の殺処分を、東国原宮崎県知事に、
とくと指示されたとのことです。（殺処分とは、嫌な表現ですね。
この言葉に眉をひそめる方は、多いですよ～）

　さて、私は２０数年前、に東京理科大学薬学部を卒業しました。
　学生時代の実習授業で、一匹のマウスをこの手で殺しました。
　元々、動物が大好きで、家ではペットも可愛がっていましたので、
心苦しく、嫌でたまりませんでした。
　しかし、勉学のために殺して解剖しなければなりませんでした。
　実習授業以外でも、動物実験をおこなっている研究室もあります。

　そこで、年に１回、大学の実習教室にて、大々的に、
授業や実験などで犠牲になった動物たちの鎮魂のための
「慰霊祭」がおこなわれておりました。
（どこの大学でもおこなわれていると思います）
　その「動物慰霊祭」に、１度だけ参列したことがあります。

　黄金色の立派な袈裟を身に付けられたお坊様が、香煙漂う中、
念仏を唱えておられました。祭壇には、お花やお供え物などが、
人間の葬儀の時に劣らないくらいに飾られておりました。
　私はたまたまその瞬間に近くに居合わせて、たまたま友人に
「これから慰霊祭があるよ！　ちょっと行ってみたら？！」と
言われて、ちょっとした興味もあってその実習室へ足を向けたのでした。
　いつもは白衣を着て実習したり授業を受けたりしている殺風景な教室が、
すっかり本格的な祭礼場と化しており、
独特の景色と雰囲気になっておりました。
　そのことに驚くと同時に、身が引き締まる思いでした。
自分が手に掛けた一匹の小さなマウスの魂に詫びつつ、
鎮魂を心から祈りました。
　そうして、きょうの体験は、きっと一生忘れないだろうなぁ～と
感じました。

　あの、２５年ほど前に体験した忘れられない印象を、この頃、
よく思い出しております。

　私は、３５歳の時に、過労とストレスから病気になって倒れ、
いわゆる「臨死体験」をしました。この体験がきっかけとなりました。
　それまでの私は、とにかく目に見えるものしか信じていませんでした。
しかし、倒れてからは、目に見えないものの影響の可能性を
信じるようになりました。同時に、
自分は自分の力だけで生きているのではない！
生かされて生きているのだ、ということが、身を持って分りました。
　またちょうどその頃、ノーベル物理学賞受賞科学者であります、
小柴昌俊博士のご講演を宮崎公立大学にて拝聴させていただく
機会に恵まれました。
　そのご講演の中で、小柴博士がハッキリとおっしゃっておられました。
「この世は、目に見える世界と、
目に見えない世界とで出来ているんですよ」と。
　このお言葉で、私は自分の感覚に自信を持ちました。
（究極の科学の摂理と、古来から伝わる宗教とは、理論一致するんだわ、
とも感じました。）
　長期の自宅療養後、少し体力が戻った頃、東京に舞い戻りました。
それから約５年間、養生も続けバイトをしながら、
専門学校に通って占い学を勉強しました。
　目に見えない世界の存在と、私たちに作用している力の「真理」を
究めたかったのです…。

　今、口蹄疫被害事件で、我が故郷宮崎県は大変なことになっております。
　地元では、テレビや新聞では報道されない
深刻な事件も実際に起こっていると、
関係者の知人から知らされ、ショックでした。
想像はしておりましたが、やっぱり…
とても悲しい出来事が起きているそうです。
　また先週は、懐かしいテレビマンの友人から連絡があって、
嬉しかったのですがー、
　彼も口蹄疫被害事件の取材で宮崎入りして取材業務に
当たっている様子で忙しそうでした。詳しい現場の話は
語ってくれませんでしたが、
「宮崎の皆さんが一つになって、口蹄疫被害畜産農家の皆さんを
支援しようとしている姿にあちこちで接し、感動したよ！」
と言ってくれました。
　この言葉に、今回の一連の事件に対してささくれ立っていた気持ちが、
ほんの少しですがやわらぎました。
本当に皆んなで支え合っていきましょう！
　それから、毎日毎日、多くの牛や豚を殺処分する業務を、
実際に現場でこなしていかなければならない立場にある
知人関係者もおられます。
大変、切ない気持ちです。頭が下がります。

　どうして、このような大惨事になってしまったのか、
皆んなでよ～く
検証してみる必要があるでしょう。

　最後になりましたが、
きょうのブログで最もお話したかったことは、
「動物にも魂があるのだ！」ということです。

　ですから、全国の皆さん、
「義援金募金活動」にもご協力をいただきながら、
２０万頭以上もの殺処分される、殺処分されてしまった、
牛や豚たちの鎮魂を、祈ってください。
　特に、赤松農水大臣を始め、政府関係者の方々は、
日々、供養の祈りをおこなってください。
　目に見えない世界の存在をないがしろにして、良いことはありません。
　私は、そう思っています。