2011年10月13日
放射線の影響(第13回)
■市民講座
「原発に依存しない
社会の形成シリーズ」
参加報告 第13回
テーマ:「放射線の人体への影響を考える」
講 師:浅沼 武敏先生(宮崎大学農学部獣医学科教授)
講演日時:2011年9月3日(土曜)午後6時半~
会 場:宮崎市中央公民館 3階 大研修室
主 催:日本科学者会議宮崎支部
宮崎県民主医療機関連合会
2011年 7月 27日開催
衆議院厚生労働委員会
「放射線の健康への影響について」
東京大学アイソトープ総合センター長 兼
東京大学先端科学技術研究センター教授
児玉 龍彦先生の正義感あふれる、
重大かつ貴重なるご発言 を
謹んで文章にして、皆様にご紹介いたします。
(第3回目)
↓ クリックして見てください!
http://www.youtube.com/watch?v=O9sTLQSZfwo
「そうしますと、
われわれは、『システム生物学』という
システム論的に、物を見るやり方で
やっているのですが、
総量が少ない場合には、
ある人にかかる濃度だけを
見ればいいです。
しかしながら、
総量が非常に膨大にありますと、
これは『粒子の問題』です。
『粒子の拡散』というのは、
『非線形』という科学になりまして、
われわれの『流体力学』の計算では、
最も難しいことになりますが、
核燃料というものは、
砂粒のようなものが、
合成樹脂のようなものの中に
埋め込まれております。
これがメルトダウンして、
放出されるとなると、
細かい『粒子』がたくさん
放出されるようになります。
そうしたものが出てまいりますと、
どういうことが起こるかというのが、
今回の稲ワラの問題です。
たとえば、
岩手の藤原町では、
稲ワラ5万7千ベクレル・パー・キログラム、
宮城県の大崎、
1万7千ベクレル・パー・キログラム、
南相馬市、
10万6千パー・キログラム、
白河市、
9万7千パー・キログラム、
岩手、
6万4千パー・キログラム、
ということで、
この数値は、決して
同心円上にはいかない。
どこでどう落ちているか
ということは、
その時の天候、
また、
たとえば、
その物質が、
水を吸い上げたかどうか、
にかかります。
今回の場合も、
私は、南相馬に毎週行っています。
『東大のアイソトープ・センター』は、
現在までに、
7回の除染をおこなっていますが、
南相馬に最初に行った時には、
1台のNaIカウンターしかありません。
農林省が通達を出した、
3月19日には、
食料も水もガソリンも
尽きようとして、
南相馬市長が、
痛切な訴えをWEBに流したのは、
広く知られているところであります」
「原発に依存しない
社会の形成シリーズ」
参加報告 第13回
テーマ:「放射線の人体への影響を考える」
講 師:浅沼 武敏先生(宮崎大学農学部獣医学科教授)
講演日時:2011年9月3日(土曜)午後6時半~
会 場:宮崎市中央公民館 3階 大研修室
主 催:日本科学者会議宮崎支部
宮崎県民主医療機関連合会
2011年 7月 27日開催
衆議院厚生労働委員会
「放射線の健康への影響について」
東京大学アイソトープ総合センター長 兼
東京大学先端科学技術研究センター教授
児玉 龍彦先生の正義感あふれる、
重大かつ貴重なるご発言 を
謹んで文章にして、皆様にご紹介いたします。
(第3回目)
↓ クリックして見てください!
http://www.youtube.com/watch?v=O9sTLQSZfwo
「そうしますと、
われわれは、『システム生物学』という
システム論的に、物を見るやり方で
やっているのですが、
総量が少ない場合には、
ある人にかかる濃度だけを
見ればいいです。
しかしながら、
総量が非常に膨大にありますと、
これは『粒子の問題』です。
『粒子の拡散』というのは、
『非線形』という科学になりまして、
われわれの『流体力学』の計算では、
最も難しいことになりますが、
核燃料というものは、
砂粒のようなものが、
合成樹脂のようなものの中に
埋め込まれております。
これがメルトダウンして、
放出されるとなると、
細かい『粒子』がたくさん
放出されるようになります。
そうしたものが出てまいりますと、
どういうことが起こるかというのが、
今回の稲ワラの問題です。
たとえば、
岩手の藤原町では、
稲ワラ5万7千ベクレル・パー・キログラム、
宮城県の大崎、
1万7千ベクレル・パー・キログラム、
南相馬市、
10万6千パー・キログラム、
白河市、
9万7千パー・キログラム、
岩手、
6万4千パー・キログラム、
ということで、
この数値は、決して
同心円上にはいかない。
どこでどう落ちているか
ということは、
その時の天候、
また、
たとえば、
その物質が、
水を吸い上げたかどうか、
にかかります。
今回の場合も、
私は、南相馬に毎週行っています。
『東大のアイソトープ・センター』は、
現在までに、
7回の除染をおこなっていますが、
南相馬に最初に行った時には、
1台のNaIカウンターしかありません。
農林省が通達を出した、
3月19日には、
食料も水もガソリンも
尽きようとして、
南相馬市長が、
痛切な訴えをWEBに流したのは、
広く知られているところであります」
Posted by noapitt at 10:13│Comments(0)
│放射線
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