2012年11月12日
宮崎県立看護大学での講演会報告

きのう、11月11日の日曜日、お昼から
宮崎交通バスで宮崎市まなび野へ向かい

宮崎県立看護大学へまいりました

数年前、禁煙セミナーで初めて訪れた時も、
キャンパスの広さと美しさに目をみはりましたが

昨日も、綺麗な大学だなぁとホレボレ眺めました

そんな美しい県立看護大学のキャンパス内の
高木講堂というこれまた素晴らしい会場で
「枯れるように死にたい」(新潮社刊)の著者で
フリーライターの田中奈保美さんのご講演を
拝聴させていただきました。
人生の終末期、特に認知症などを患った高齢者の看とりを
どのように考えたら、最後まで人間らしい尊厳を保って
愛情を持って見守れるのかという内容でした。
具体的には、お身内を家で看とられた時の実例などを
淡々と語られました。その静かな語り口の中に説得力がありました。
「人は口から食べられなくなったら、
胃ろうや点滴などはせず、
家族は終末期の者のそばにいて、
体の脂肪がすべて燃え尽きるまで、
愛情と思いやりを持って静かに見守る看とりが
『自然な死』につながるのだ…」
「生きるとは」「人間とは」「家族とは」
いろいろなことを深く考えさせられる
有意義な1時間半でした。

超高齢化社会を迎える我が国にあっては、
「終末期の過ごし方」は身近な問題ですよね。
これから、もっと、みんなで
「より人間らしい終末期の過ごし方」について
考えていく必要があると感じました。

Posted by noapitt at 19:23│Comments(0)
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