2011年10月21日
放射線の影響(第18回)
■市民講座
「原発に依存しない
社会の形成シリーズ」
参加報告 第18回
テーマ:「放射線の人体への影響を考える」
講 師:浅沼 武敏先生(宮崎大学農学部獣医学科教授)
講演日時:2011年9月3日(土曜)午後6時半~
会 場:宮崎市中央公民館 3階 大研修室
主 催:日本科学者会議宮崎支部
宮崎県民主医療機関連合会
2011年 7月 27日開催
衆議院厚生労働委員会
「放射線の健康への影響について」
東京大学アイソトープ総合センター長 兼
東京大学先端科学技術研究センター教授
児玉 龍彦先生の重大かつ貴重なるご発言 を
謹んで文章にして、皆様にご紹介いたします。
(第8回目)
「次に、
『ヨウ素131』。
ご存知のように、
『甲状腺』に集まりますが、
『成長期の集積』が最も特徴的であり、
『小児』に起こります。
しかしながら、
1991年に、
最初、ウクライナの学者が、
『甲状腺ガンが多発している』という時に、
日本やアメリカの学者は、
『ネイチャー』(科学雑誌)に、
『これは因果関係が分からない』
ということを、投稿しております。
なぜかというと、
『1986年以前のデーターがないから、
統計学的に有意だ』ということが言えない、
ということです。
しかし、
『統計学的に有意だ!』ということが
分かったのは、
20年後です。
20年後に、
何が分かったかというと、
86年から起こったピークが消えたために、
過去のデーターがなくても、
『因果関係がある!』ということが、
エビデンス(有意性)になった。
ですから、
『疫学的な証明』というのは、
非常に難しくて、
全部の症例が終わるまで、
だいたい、証明できないです。
ですから、今、
われわれに求められている、
『子供を守る』という観点からは、
全く違った方法が求められます。
そこで、今、
おこなわれているのは、
国立の『バイオ・アッセー研究センター』という、
化学物質の効果を見る、
福島昭治先生という方が、
チェルノブイリの『尿路系に集まるもの』を
検討されていまして、
福島先生たちが、
ウクライナの医師と相談して、
500例以上ある症例を集めています」
「原発に依存しない
社会の形成シリーズ」
参加報告 第18回
テーマ:「放射線の人体への影響を考える」
講 師:浅沼 武敏先生(宮崎大学農学部獣医学科教授)
講演日時:2011年9月3日(土曜)午後6時半~
会 場:宮崎市中央公民館 3階 大研修室
主 催:日本科学者会議宮崎支部
宮崎県民主医療機関連合会
2011年 7月 27日開催
衆議院厚生労働委員会
「放射線の健康への影響について」
東京大学アイソトープ総合センター長 兼
東京大学先端科学技術研究センター教授
児玉 龍彦先生の重大かつ貴重なるご発言 を
謹んで文章にして、皆様にご紹介いたします。
(第8回目)
「次に、
『ヨウ素131』。
ご存知のように、
『甲状腺』に集まりますが、
『成長期の集積』が最も特徴的であり、
『小児』に起こります。
しかしながら、
1991年に、
最初、ウクライナの学者が、
『甲状腺ガンが多発している』という時に、
日本やアメリカの学者は、
『ネイチャー』(科学雑誌)に、
『これは因果関係が分からない』
ということを、投稿しております。
なぜかというと、
『1986年以前のデーターがないから、
統計学的に有意だ』ということが言えない、
ということです。
しかし、
『統計学的に有意だ!』ということが
分かったのは、
20年後です。
20年後に、
何が分かったかというと、
86年から起こったピークが消えたために、
過去のデーターがなくても、
『因果関係がある!』ということが、
エビデンス(有意性)になった。
ですから、
『疫学的な証明』というのは、
非常に難しくて、
全部の症例が終わるまで、
だいたい、証明できないです。
ですから、今、
われわれに求められている、
『子供を守る』という観点からは、
全く違った方法が求められます。
そこで、今、
おこなわれているのは、
国立の『バイオ・アッセー研究センター』という、
化学物質の効果を見る、
福島昭治先生という方が、
チェルノブイリの『尿路系に集まるもの』を
検討されていまして、
福島先生たちが、
ウクライナの医師と相談して、
500例以上ある症例を集めています」
Posted by noapitt at 08:14│Comments(0)
│放射線
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