2011年10月21日
放射線の影響(第19回)
■市民講座
「原発に依存しない
社会の形成シリーズ」
参加報告 第19回
テーマ:「放射線の人体への影響を考える」
講 師:浅沼 武敏先生(宮崎大学農学部獣医学科教授)
講演日時:2011年9月3日(土曜)午後6時半~
会 場:宮崎市中央公民館 3階 大研修室
主 催:日本科学者会議宮崎支部
宮崎県民主医療機関連合会
2011年 7月 27日開催
衆議院厚生労働委員会
「放射線の健康への影響について」
東京大学アイソトープ総合センター長 兼
東京大学先端科学技術研究センター教授
児玉 龍彦先生の重大かつ貴重なるご発言 を
謹んで文章にして、皆様にご紹介いたします。
(第9回目)
「前立腺肥大の時に手術をしますと、
膀胱(ぼうこう)もとれてきます。
これを見まして検索したところ、
高濃度の汚染地区、
尿中に6ベクレル・パー・リットル
と、微量ですが、
その地域では、
『P53』の『変異』が非常に増えていて、
しかも、
『増殖性の前ガン状態』、
われわれから見ますと、
『P38』という『MAPキナーゼ』と、
『NFカッパーB』というシグナルが、
活性化されているのですが、
それによる、
『増殖性の膀胱炎』というのが、
必発性でありまして、
かなりの率で、
『上皮内のガン』ができている
ということが、報告されています。
それで、
この量に愕然(がくぜん)と
いたしましたのは、
福島の母親の母乳から、
2~13ベクレル、
7名から検出されている
ということが、
すでに報告されていることであります。
われわれ『アイソトープ総合センター』では、
現在まで、
毎週、だいたい、4人位の所員を派遣しまして、
南相馬市の『除染』に協力しております。
南相馬でも、
起こっていることは、
全くそうでして、
20キロ、30キロという分け方は、
ぜんぜん意味がなくて、
幼稚園ごとに測っていかないと
ぜんぜんダメです!
それで、現在、
20キロ~30キロ圏にバスをたてて、
1700人の子供が行っていますが、
実際には、
南相馬で中心地区は、海側で、
学校の7割は比較的線量は低いです。
ところが、
30キロ以遠の飯館村に近い方の学校に、
スクールバスで毎日100万円かけて、
子供が強制的に移動させられています。
このような事態は、
一刻も早くやめさせてください!
今、
1番その障害になっているのは、
『強制避難でないと補償しない』
ということ。
参議院のこの前の委員会で、
当時の東電の清水社長と海江田経済産業大臣が、
そのような答弁をおこなっていますが、
これは分けてください!
『補償問題』と『線引の問題』と、
『子供の問題』は、
ただちに分けてください!!
子供を守るために、
全力を尽くすことを、
ぜひお願いします」
「原発に依存しない
社会の形成シリーズ」
参加報告 第19回
テーマ:「放射線の人体への影響を考える」
講 師:浅沼 武敏先生(宮崎大学農学部獣医学科教授)
講演日時:2011年9月3日(土曜)午後6時半~
会 場:宮崎市中央公民館 3階 大研修室
主 催:日本科学者会議宮崎支部
宮崎県民主医療機関連合会
2011年 7月 27日開催
衆議院厚生労働委員会
「放射線の健康への影響について」
東京大学アイソトープ総合センター長 兼
東京大学先端科学技術研究センター教授
児玉 龍彦先生の重大かつ貴重なるご発言 を
謹んで文章にして、皆様にご紹介いたします。
(第9回目)
「前立腺肥大の時に手術をしますと、
膀胱(ぼうこう)もとれてきます。
これを見まして検索したところ、
高濃度の汚染地区、
尿中に6ベクレル・パー・リットル
と、微量ですが、
その地域では、
『P53』の『変異』が非常に増えていて、
しかも、
『増殖性の前ガン状態』、
われわれから見ますと、
『P38』という『MAPキナーゼ』と、
『NFカッパーB』というシグナルが、
活性化されているのですが、
それによる、
『増殖性の膀胱炎』というのが、
必発性でありまして、
かなりの率で、
『上皮内のガン』ができている
ということが、報告されています。
それで、
この量に愕然(がくぜん)と
いたしましたのは、
福島の母親の母乳から、
2~13ベクレル、
7名から検出されている
ということが、
すでに報告されていることであります。
われわれ『アイソトープ総合センター』では、
現在まで、
毎週、だいたい、4人位の所員を派遣しまして、
南相馬市の『除染』に協力しております。
南相馬でも、
起こっていることは、
全くそうでして、
20キロ、30キロという分け方は、
ぜんぜん意味がなくて、
幼稚園ごとに測っていかないと
ぜんぜんダメです!
それで、現在、
20キロ~30キロ圏にバスをたてて、
1700人の子供が行っていますが、
実際には、
南相馬で中心地区は、海側で、
学校の7割は比較的線量は低いです。
ところが、
30キロ以遠の飯館村に近い方の学校に、
スクールバスで毎日100万円かけて、
子供が強制的に移動させられています。
このような事態は、
一刻も早くやめさせてください!
今、
1番その障害になっているのは、
『強制避難でないと補償しない』
ということ。
参議院のこの前の委員会で、
当時の東電の清水社長と海江田経済産業大臣が、
そのような答弁をおこなっていますが、
これは分けてください!
『補償問題』と『線引の問題』と、
『子供の問題』は、
ただちに分けてください!!
子供を守るために、
全力を尽くすことを、
ぜひお願いします」
Posted by noapitt at 14:52│Comments(0)
│放射線
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