2011年09月15日
放射線の影響(第5回)
■市民講座
「原発に依存しない
社会の形成シリーズ」
参加報告 第5回
テーマ:「放射線の人体への影響を考える」
講 師:浅沼 武敏先生(宮崎大学農学部獣医学科教授)
講演日時:2011年9月3日(土曜)午後6時半~
会 場:宮崎市中央公民館 3階 大研修室
主 催:日本科学者会議宮崎支部
宮崎県民主医療機関連合会
「放射線に対する
感受性(影響の受け易さ)は、
体の部位によって差が有る」
<放射線感受性>[体の部位の主な名前]
1. 最高 リンパ球(白血球)、骨髄、
腸、精巣、卵巣
2.次に高い 水晶体(目)、皮膚、口の中、
食道、胃、尿管
3.その次に高い 成長期の骨や軟骨、結合組織
4.低い 骨、肺、腎臓、肝臓、すい臓、
甲状腺、副腎
5. 最低 神経、筋肉
※ 消化管への影響
・消化管の粘膜の上皮は、通常は、
数日周期で脱落して、
新しい上皮細胞と入れ変わっている。
・その消化管の中では、「小腸」が
放射線に対する感受性が高く、
特に「十二指腸」は最も影響を受け易い。
・急性障害:下痢、腹痛、吐き気、食欲不振
感情鈍麻、うつ状態になる
・晩期障害:かいよう、穴が空く、
腸管が狭くなる、腸閉塞
※ 骨髄への影響
・健康な骨髄では血が造られている。
・その造血機能が障害されるため、
血球減少、感染症、出血などが起こる。
※ 水晶体への影響
・目の中で最も放射線に対する感受性が
高いのは、水晶体である。
・低線量~障害はきたさない程度の
白濁
・高線量~高度の白濁をきたし
視力を失う
・潜伏期は、放射線量が増えるに従って
短縮する
・網膜、視神経は、感受性が非常に低い
「原発に依存しない
社会の形成シリーズ」
参加報告 第5回
テーマ:「放射線の人体への影響を考える」
講 師:浅沼 武敏先生(宮崎大学農学部獣医学科教授)
講演日時:2011年9月3日(土曜)午後6時半~
会 場:宮崎市中央公民館 3階 大研修室
主 催:日本科学者会議宮崎支部
宮崎県民主医療機関連合会
「放射線に対する
感受性(影響の受け易さ)は、
体の部位によって差が有る」
<放射線感受性>[体の部位の主な名前]
1. 最高 リンパ球(白血球)、骨髄、
腸、精巣、卵巣
2.次に高い 水晶体(目)、皮膚、口の中、
食道、胃、尿管
3.その次に高い 成長期の骨や軟骨、結合組織
4.低い 骨、肺、腎臓、肝臓、すい臓、
甲状腺、副腎
5. 最低 神経、筋肉
※ 消化管への影響
・消化管の粘膜の上皮は、通常は、
数日周期で脱落して、
新しい上皮細胞と入れ変わっている。
・その消化管の中では、「小腸」が
放射線に対する感受性が高く、
特に「十二指腸」は最も影響を受け易い。
・急性障害:下痢、腹痛、吐き気、食欲不振
感情鈍麻、うつ状態になる
・晩期障害:かいよう、穴が空く、
腸管が狭くなる、腸閉塞
※ 骨髄への影響
・健康な骨髄では血が造られている。
・その造血機能が障害されるため、
血球減少、感染症、出血などが起こる。
※ 水晶体への影響
・目の中で最も放射線に対する感受性が
高いのは、水晶体である。
・低線量~障害はきたさない程度の
白濁
・高線量~高度の白濁をきたし
視力を失う
・潜伏期は、放射線量が増えるに従って
短縮する
・網膜、視神経は、感受性が非常に低い
Posted by noapitt at 00:58│Comments(0)
│放射線
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